金曜日のテーマメタリック・金属・ガラスを活かす
インテリアに異質なものを少しだけ混ぜると、それがアクセントになります。
エクステリアも同じで、土や石、植物など自然界のものの中に金属やガラスなど、人工的なものを入れると、それがアクセントになります。
そんな具体的な例を、いつくかご紹介していきましょう。
たとえばこちらは、海外の個人邸の庭に設置された、「水の音を楽しむオブジェ」です。
床の石やまわりの植栽の中に、ひと際輝くステンレス素材が、見事なアクセントになっています。
プールに添えられた金属も、アクセントになります。
こちらも金属のオブジェで、中から水が注ぎ出ています。
水も自然界のものですので、人工物であるオブジェが見事な対比となっています。
ガラスは博物館からお店まで、ショーケースの素材として使われています。
いわば「大切なものを飾る」といったイメージがあるからでしょうか、ガラス越しに見えるプールが、まるで大切なもののようにグレードが上がって見えます。
実は海外では、ガラス製のフェンスが日本以上に普及し、当たり前のように使われています。
先ほどのプールにオブジェがあった家でも、フェンスはガラスでした。
こちらも、ガラス越しに見える植物が、何か特別なもののような高貴な雰囲気を漂わせています。
では、もう少し身近なもので組み合わせてみましょう。
竹の植栽を背景に、ステンレス製のグリルを置いてみました。
竹がなければ、グリルは背景に溶け込んでいたことでしょう。
しかしこの配置なら、グリルの存在感が際立ち、主張しているように見えます。
最後に、金属をいろいろと組み合わせた例をご紹介しましょう。
こちらはドリームガーデンで施工した、九十九里のエクステリアです。
植物や石、水といった自然素材に、左右に配置された金属シェードの2つの照明。
そしてプールに掛けられたステンレスのラダー(はしご)も、ちょっとしたアクセントに加わっています。
いかがでしょうか。
このようにエクステリアに金属やガラスを組み合わせるとそれがアクセントになり、まるで人がアクセサリーを身に着けたかのように、高級感を出せるのが特徴といえます。
雰囲気を出すにはコツやノウハウが必要ですが、まずはいちど、ご家庭で試してみてください。
異素材を1つ加えただけでガラリと変わる表情に、きっと驚くと思います!