火曜日のテーマ火で遊ぶ
以前、仕事でオーストラリアに行ったときのこと。
そこには、火を楽しむ生活がありました。
格好いいガスグリルで大きな肉を豪快に焼いたり、火のまわりで優雅に過ごしたり…。
そのクールでスマートな親父たちの姿は、とても衝撃でした。
こうした火遊びの素敵な文化を日本でご紹介したいと思い、グリルを徹底的に探しまくりました。
そこで得た経験から、グリルの選び方やオススメをお教えします。
グリル選びの極意
まず火元については、一瞬で着火するガスタイプがオススメです。
火種から火を起こすのもBBQの醍醐味ですが、毎週のように使うなら、やはり気軽でスマートなガスが最適です。
そうなると配管工事が必要になるので、ネットや量販店ではなく、専門業者から購入するとスムーズです。
次に、網。
ステンレス製だと肉がくっついてうまく焼けず、後片付けも大変なので、鋳鉄製のものがオススメです。
鋳鉄製なら火力が一定に保て、肉も付きにくいのです。
お手入れもカンタンで、調理後に10分程度空だきして油や残りカスを完全燃焼させ、冷めてからブラシでこすれば完了です。
いずれにしても、後悔しないためにも購入前に試し焼きができるお店から買うと良いでしょう。
ズバリおすすめの「BROILKING」
そこで私が見つけたオススメのグリルをご紹介します。
BBQをすぐに始められ、網も鋳鉄製。とにかく火力が安定してしっかりとしているところがポイントです。
ポータブルタイプ ¥110,000
折り畳んで持ち運べる高性能ガスグリル。メインバーナーは1つですが、庭先でもアウトドアでもすぐに調理できます。ガスは市販のカセットボンベでも使えます。
スタンダードタイプ ¥256,500
3つのメインバーナーで、分厚い肉や野菜もすぐに焼くことができます。
プレミアムタイプ ¥399,000
メインバーナー3つに加え、サイドバーナー1つ、照り焼き用バーナーも付属の本格タイプです。
インディアンにとって、火は幸せの象徴
火は、見ているだけで心が癒やされる気がします。
その原点は、どこにあるのでしょうか?
その一例を、ネイティブ・アメリカン…いわゆる、インディアンの暮らしぶりや自然哲学に見ることができます。
以下は、インディアンの古老・ロイさんのお話です。
「冬は寒さから身を守り、肉を柔らかく調理し、外敵から身を守ることもできる。
人の暮らしは火とともにあって、いろりを囲んで多くの経験や知恵が伝授された。
火は、祖先に幸福をもたらした最も大きなギフトである――。」
火は、彼らの住居「ティーピー」の中心に常にあり、いかに彼らの暮らしが火に寄り添っていたかがうかがえるエピソードです。
思えば、日本の住まいの中心にも、「いろり」がありました。
火を囲まなくなった現代人は、こうした幸福な時間を失ってしまったのかもしれませんね。
ここはぜひ火の文化を復活させて、現代人が失ってしまった幸福な時間を取り戻してみませんか?